• Hiroshima City Takanobashi Shopping Street Promotion Association

    タカノ橋商店街振興組合では、平成4年11月に、当時としては全国的にまれな妖怪を取り上げての町おこしにちに着手しました。中国新聞のコラムに、江戸時代宝暦8年に城下の鷹野橋地域にバタバタという妖怪が出没した。頼山陽の手記にその記述がある。商店街ではこの記事に着目し、組織成り30周年の記念事業を計画しました。公的な商店街活性化の助成金も3年取得できることになり、勉強会を重ねて上京し漫画家水木しげる氏のスタジオを訪ね、「妖怪バタバタ街角フォーラム」の参加の承諾をいただきました。

    フォーラム当日は、水木しげるフアンの多くの来場があり、妖怪の正体を明かすフォーラムやサイン会も大盛況。これまて商店街で見たことのない人出が有り大騒ぎとなりました。

    以後10年間、11月にバタバタ祭を開催。いろいろなイベントを企画し継続いたしましたが、公的な助成金も無く、金銭的な負担が大きく企画が終了してしまいました。

    境港の水木しげるロードのオープンも当商店街の企画より1から2年遅れでしたし、三次の、妖怪博物館もつい最近できたものです。境港の事例は継続的な役所のバックアップがあり、商店街がそれに乗って寂れた街が大変身した成功事例ですが、一商店街の力では、良い企画も長く続かないのは残念です。

    今唯一残っているバタバタ石は、商店街の入り口に立っています。


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